合成皮革(フェイクレザー・ネオレザー)の経年劣化

こんにちは、とてつもなく寒いのですが
衣替えがちょっとづつ感じられます。
ここ最近 お洋服でお預かりして お断りすることが多い
「合成皮革」と言う素材についてご紹介させて頂きたく思います。
「合成皮革」とは「ポリウレタン」「フェイクレザー」「ネオレザー」と言う素材であったり、
ポリウレタンコーティングと表記され販売されています。
この商品は本革の重厚な感じを出しながら、
本革より安価で軽く、多彩な色やデザインが可能なことから
ここ10年ぐらいで急速に広まってきました。
ですが、この合成皮革はポリウレタンという素材で作られており
3~4年経つと
「経時劣化」 (経年劣化)
という現象が生じます。
まず空気中の水分と反応して加水分解が進み、表面がぬるぬるした感じになる。
この段階でクリーニングしたら、確実にコーティングがひび割れてボロボロになってしまいます
湿気の多いところに保管しておくと劣化はさらに早まります。
時間の経過とともに「着用していなくても」劣化してしまう消費期限のある素材なのです。
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お客様には大変申し訳ないのですが、
合成皮革製品(ポリウレタン製品)は以上の理由から
耐久年数の著しく短い商品ですので、クリーニングによって劣化が顕著になった場合も
弊社ではご対応いたしかねますので、ご承知おき下さいませ。
または、「クリーニング不可」ということで、返却させていただくことがございます。
ただし、糸としてポリウレタンが入っているもの(いわゆるストレッチ素材)は、お取り扱いできます
合成皮革の特徴を十分にご理解していただいたうえで、購入ならびに
クリーニングのご依頼をお願いいたします。

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2013年5月1日 | カテゴリー : 染み抜き | 投稿者 : イチカワクリーニング