店長ブログ

【市川育児録 #4】 「イクメン」って言葉が嫌い。

朝5時。なんならもっと早くに

息子に起こされて、一日が始まります。

こちらが朝5時に起きたいわけではありません。

起こされます(笑)。

会社へ行くまでの約2時間ちょい。

仕事から帰って、息子が寝るまでの約3時間。

平日に息子と一緒に過ごせるのは、合わせてもそれくらいです。

だから、朝5時に起きます。

「朝5時なんて起きられない。」

ではなく、

朝5時に起きられるように寝る。

私の中では、それだけの話です。


こういう話をすると、

「イクメンですね。」

と言われることがあります。

でも私は、

「イクメン」という言葉が嫌いです。

最初に言っておきますが、育児をするパパが嫌いなわけではありません。

むしろ逆です。

男性が育児に関わることは、当たり前だと思っています。

そもそも、なんで男性は育児をしないんだろう?

自分の子どもが可愛いなら、抱っこしたくならないのか。

一緒にいたくならないのか。

私には、そちらの方がよく分かりません。


「イクメン」という言葉が広がったことで、

男性も育児をしよう。

父親も子どもと関わろう。

育児は女性だけの仕事ではない。

そんな考え方が世の中に広がったと思います。

それ自体は、良いことです。

ただ、その言葉が広がったことで、同時に一つの物差しも生まれました。

イクメンか、イクメンじゃないか。

「あそこの旦那さんは、育児をよくやっている。」

「友達の旦那さんは、もっと家事をしている。」

「ほかの家はやっているのに、うちはやってくれない。」

一方で男性側も、

「俺だって仕事をしている。」

「自分は周りの父親よりやっている。」

となる。

家庭ごとに仕事も違えば、生活する時間も違います。

夫婦の得意なことも、苦手なことも違います。

本来は、その家庭の中で、

誰が、何を、どこまでできるのか。

を話すことだと思います。

でも、「イクメン」という分かりやすい物差しができたことで、ほかの家庭との比較が入りやすくなった。

期待が生まれ、その期待どおりにならなければ不満になる。

夫婦ゲンカの火種が増えた部分もあるんじゃないかと思っています。


さらに、子どもを育ててみて疑問に思ったことがあります。

男性には、

仕事をしろ。家計を支えろ。早く帰って育児をしろ。家事も分担しろ。

女性には、

社会で活躍しろ。経済的に自立しろ。キャリアを諦めるな。

妊娠して、出産して、育児もしろ。

そして社会は、

「少子化は大きな問題です。」

「子どもを産み、育てやすい社会にします。」

と言う。

でも、実際に求められていることは、

男性も女性も働け。

そのうえで、子どもも育てろ。

ということに見えます。

女性の社会進出が悪いと言いたいわけではありません。

男性の育児参加を否定したいわけでもありません。

どちらも必要です。

ただ、やることだけが増えて、1日は24時間のままです。

父親にも母親にも、

仕事も育児も家事も全部頑張れ。

と言い続けて、本当に子どもを持ちたいと思える社会になるんでしょうか。

なんか、方向を間違ってないか?

息子を育てるようになって、そう思うようになりました。


私自身は、育児に使っている時間は、かなり多い方だと思います。

朝5時から息子と過ごす。

大型犬2匹の散歩に行くときは、息子をおんぶして連れていく。

奥さんが一人で育児は大変なので、できるだけ早く帰る。

今、奥さんは双子を妊娠しています。

息子を産んでくれたのも奥さんです。

妊娠や出産の負担は、私には代われません。

だったら、自分にできることをする。

私が息子と過ごしている間、奥さんの負担が少しでも減るなら、その方がいい。

でも、それを特別なことだとは思っていません。

イクメンになりたいからやっているわけでもありません。

褒められたいから、朝5時に起きているわけでもありません。

平日は、朝の2時間と夜の3時間しかない。

その時間を使わなかったら、息子といつ一緒にいるんだろう?

そう思うだけです。


「イクメン」という言葉が、男性の育児参加を広げるきっかけになったことは間違いないと思います。

ただ、その言葉によって理想の父親像ができ、夫婦がお互いに求められることも増えた。

男性も働く。

女性も働く。

二人で家事も育児もする。

さらに、子どもも増やしてほしい。

それを全部、父親と母親の努力だけで何とかしようとしていないでしょうか。

子どもを育てるには、意識だけでは足りません。

気合いだけでも無理です。

必要なのは、

子どもと一緒に過ごせる時間です。

私はイクメンを目指していません。

ただ、自分の子どもと一緒にいたい。

父親だから育児をするんじゃない。

自分の子どもだから、一緒にいたい。

それだけです。

だから「市川さんイクメンですね」って言われるのがなんかしっくりこない。


今日の育児のクリーニング

朝5時に起きるのは、イクメンだからじゃない。子どもと過ごせる時間が、そこにしかないから。

心を、クリーニングする場所。


次回予告

【市川育児録 #5】

パパザップ。息子をおもりにスクワット150回。

毎週月曜日は、息子を抱えてスクワット。

50回を3セット、合計150回。

私は筋トレができる。

息子は上下に動いて喜ぶ。

その時間だけでも早く帰れば、奥さんも少し楽になる。

筋トレと育児を、わざわざ別々にしなくてもいい。

そんな市川家の「イクササイズ」について書きます。

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