今では筋トレは、趣味というより日課です。週5回。昔は週6回やっていましたが、さすがに回復が追いつかなくなって、今は週5回にしています。
ベンチプレス100kgを目標にして、一番好きな種目はデッドリフト。最近では可変ダンベルまで購入しました。
特にデッドリフトで前回より重い重量を挙げられた瞬間の、あの高揚感。アドレナリンなのかドーパミンなのか知りませんが、あれは一度味わうと、やめられません(笑)。
でも、昔から筋トレが好きだったわけではありません。
筋トレを始めたきっかけは、妊活でした。
妻とは14歳半、年齢が離れています。私の方が年上です。
このまま夫婦二人で年を重ねて、もし自分が先にいなくなったら、妻は一人になるかもしれない。そんなことを考えるようになりました。
もちろん、子どもに老後の面倒を見てもらいたい、という話ではありません。
なんというか、自分の分身というか、私たち二人の家族がその先にもいたらいいな。最初は、そんな感覚だったと思います。
夫婦二人で生きていく人生もある。家族を増やす人生もある。
その中で、私たちは家族を増やす道を選びました。
■ 原因は、ほぼ私だった
妊活を始めて、自分の身体を調べてみると、原因はほぼ99%、私の側にありました。
当時の検査では、精子の数が平均の約10分の1。自然妊娠はおろか、人工授精でも難しいと言われるレベルでした。
はい。
これはもう、自分の生活を変える必要があります。
「健康になりたい」とか「身体を良くしたい」とか、そんなフワッとした話ではありません。
妊娠できる可能性を、少しでも上げたい。
そのために、自分で変えられるところを変える必要がありました。
■ まず変えたのは、睡眠
最初に見直したのが睡眠です。
というのも、当時の私は、3年ほど1日3時間くらいしか寝ない生活を続けていました。
今考えると、
そりゃ身体に良いわけないだろ(笑)。
もちろん、3時間睡眠が当時の検査結果の直接の原因だったのかは分かりません。でも、自分の生活を振り返れば、まず変えるなら睡眠だろうと思いました。
そして、食事や栄養についても調べ始めました。
「たんぱく質って、なんだよ。」
当時の私は、本当にその程度の知識です(笑)。
でも妊活について調べていくと、たんぱく質をはじめ、食事や栄養について知らないことばかりでした。
たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル。
それまで何となく食べていたものを、「身体の中で何に使われるのか」まで考えるようになりました。
そして、その生活改善の一つとして始めたのが筋トレです。
■ 妊活で始めた筋トレが、どんどん面白くなった
最初から筋肉を大きくしたかったわけでも、ベンチプレス100kgを挙げたかったわけでもありません。
筋トレは、妊活のために始めただけでした。
最初はゴールドジムに入会しました。設備はすごいし、周りにはとんでもない重量を扱っている人がいる。身体の使い方も、トレーニングのやり方も、それまで知らなかったことばかりでした。
ところが半年ほど通った頃、別の問題が出てきました。
筋トレする時間の捻出が難しい。
仕事もある。妻との時間もある。
そこに、ゴールドジムまで行って、筋トレして、また帰ってくる時間まで必要になる。
筋トレは続けたい。でも、そのために妻との時間が減っていくのは違う。
だったら、筋トレのために別で時間を作るんじゃなくて、会社の時間に筋トレを組み込めばいい。
ということで、
会社にパワーラックを置きました(笑)。
■ 1回45分。それ以上はやらない
会社にパワーラックを置けば、移動時間はゼロです。
今は週5回、1回45分以内に収まるようにトレーニングしています。
普通に仕事をしている人なら、昼休憩が1時間くらいありますよね。
私は15分で食事。残り45分を、休憩せずに筋トレ。
そんな使い方です。
これなら「会社で筋トレばっかりしてるじゃん」と言われても、
いやいや、普通の人が休憩している時間にやってますけど。
と言えます(笑)。
45分と決めているから、ダラダラやらない。種目を決める。インターバルも管理する。終わったら仕事に戻る。
結果的に、筋トレだけじゃなく仕事まで効率化されました。
ゴールドジムまで往復する時間もなくなったし、筋トレのために妻との時間を削る必要もなくなった。
「筋トレする時間を作る」ではなく、「今ある時間の中に筋トレを入れる」。
私には、このやり方が合っていました。
■ 筋トレって、筋肉だけじゃないんだ
筋トレを続けていくうちに、身体を鍛えること以外のメリットも調べるようになりました。
ドーパミン。セロトニン。テストステロン。
筋トレと脳や気分の関係を知っていくと、
「あれ? 筋トレって、筋肉を付けるだけじゃないんだ。」
と思うようになりました。
身体を動かすことで気分転換になる。ストレス発散にもなる。運動とメンタルの関係についての研究もたくさんある。
筋トレしている人って、明るかったり、前向きだったり、なんか元気な人が多い。
もちろん、全員がそうだとは言いません(笑)。
でも、自分でやってみても、重いものを挙げた後は気分がいい。特にデッドリフトで重量を更新した瞬間なんて最高です。
何が脳内に出ているのかは知りませんが、あの高揚感をまた味わいたくなる。
そして思いました。
遊びに時間を使うより、筋トレした方が私には楽しいし、得るものも多い。
身体も鍛えられる。気分もいい。ストレス発散にもなる。そして普通に楽しい。
私にとっては、こっちの方が人生が豊かになる。
そう思うようになって、妊活のために始めた筋トレが、生活から外せない日課になりました。
■ 「たんぱく質ってなんだよ。」から、栄養を考えるようになった
筋トレを始めると、栄養についてもさらに調べるようになります。
筋肉を作るにはたんぱく質が必要。食べたものをどう身体で使うのかを考え始めると、腸内環境まで気になってくる。
トレーニングするにはエネルギーも必要。食べなければ身体は作れないし、寝なければ回復しない。
「たんぱく質ってなんだよ。」から始まった人間が、摂取カロリーやPFC、腸内環境まで考えるようになるわけです(笑)。
さらに実際に子どもができれば、今度は自分の身体だけの話ではありません。
お腹の中で子どもを育てている妻が、何を食べるのか。
子どもが元気に育ってほしいと思えば、そりゃ妻の食事や栄養も気になります。
妊活で自分のために始めた栄養の勉強が、今度は妻と子どものことまで考えるきっかけになりました。
睡眠、食事、運動、栄養、身体の回復。
妊活を始める前なら、ほとんど考えたこともありません。
それが今では、一通り自分で調べるようになりました。
■ その知識が、今度は育児につながった
そして、その知識は息子が生まれてからも、そのまま使っています。
なぜ、わが家は完全ミルクを選んだのか。
なぜ、生後1か月は夫婦で夜の担当時間を分けたのか。
なぜ、産後の妻にはできるだけ睡眠を取ってもらおうと考えたのか。
全部、妊活から始まった身体や栄養についての勉強につながっています。
この辺は、また別の育児録で書きます。
筋トレそのものも、父親になってから別のところで役に立ちました。
約10kgある息子を抱っこしても、そこまで重いとは思わない。朝5時から息子をおんぶして、大型犬2匹の散歩にも行ける。
毎週月曜日は、息子をおもりにスクワット50回×3セット。
デッドリフトで覚えた身体の使い方は、息子を床から抱き上げる時にも役立っています。
妊活をきっかけに始めた筋トレが、父親になった今の生活でも役に立っている。
これは当時、まったく想像していませんでした。
■ まさか、3人の父親になるとは
そして今では息子がいて、さらに双子も生まれる予定です。
最初に考えていた、
「自分の分身みたいな存在がいたらいいな。」
どころではありません。
一人どころか、3人になります(笑)。
妊活を始めた頃には、こんな未来は想像もしていませんでした。
ベンチプレス100kgを目指していることまで「家族のためです」なんて言うつもりはありません。
そこはもう、完全に私がやりたいだけです(笑)。
でも、その始まりをたどると、精子の数が平均の10分の1だと分かって、3年ほど続けていた3時間睡眠をやめて、食事や栄養を勉強して、筋トレを始めた。
それが今では週5回の日課。
会社にはパワーラック。最近では可変ダンベルまで買って、ベンチプレス100kgを目指している。
そして、その先に息子が生まれて、今度は双子までやってくる。
人生、何がきっかけになるか分からないものです。
■ 今日の育児のクリーニング
妊活をきっかけに学んだ身体のことが、父親になった今にも全部つながっている。
心を、クリーニングする場所。
■ 次回予告
【市川育児録 #8】
トラベルシステムは神だった。
赤ちゃんをチャイルドシートから降ろさず、そのままベビーカーへ。寝ている子どもを、わざわざ起こさなくていい。
実際に使ってみて、
「これ考えた人、天才だろ。」
と思いました(笑)。
育児は、苦労した方が偉いわけじゃない。使えるものは使って、できるだけラクにする。
わが家でトラベルシステムを使って感じたことを書きます。














